将棋で○○8段とかいいますが、何段まであるのですか?
プロ棋士にはランクがあるみたいですが、「名人~Cランク?」これと何か関係があるのですか?
一番上のくらいは何ですか?
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まず、「順位戦」全体の仕組みから説明していきますね。
順位戦には、上から順に、A級/B級1組/B級2組/C級1組/C級2組
…と、5つのクラスがあります。一年をかけたクラス別のリーグ戦です。
A級は総当たり9局、B1は総当たり12局、B2以下は10局の相手が決められます。
成績上位の一定数の者が、上のクラスに昇級する仕組みです。
B級1組/B級2組/C級1組からの昇級枠は2枠、C級2組からの枠は3枠です。
A級での優勝者は、昇級ではなく前期の「名人」への挑戦権を獲得します。
この「名人・A級」が、言わば将棋界最高のクラスです。
当然ですが、成績が悪ければ、下のクラスに落ちていきます。
成績下位の者2名が、A級とB1では即降級となります。
B級2組~C級2組では、クラスの人数の2割の棋士に「降級点」が付けられます。
これを2(C2は3)回取ると降級が決定してしまいます。
順位戦では、前年度のリーグでの成績に従い、
各棋士にクラス内での順位が付けられていて、
同星の成績の者は、順位上位が優先されます。
徹底した結果主義です。この棋戦の厳しさでもあります。
次に「棋戦」についてご説明します。
プロ棋士の対局する公式戦には、以下のものがあります。
≪七大タイトル戦≫
竜王戦・名人戦(順位戦)・王位戦・王座戦・棋王戦・棋聖戦・王将戦
≪その他の棋戦≫
朝日杯将棋オープン戦・銀河戦・☆大和証券杯・NHK杯・☆JT杯・☆新人王戦
☆の付いている棋戦は棋戦独自の基準により選考された棋士のトーナメントです。
それ以外の棋戦は全棋士参加棋戦になっています。
「タイトル戦」は他の棋戦と何が違うかというと、
勝ち抜き者が挑戦者として前期のタイトルホルダーに挑むところです。
この勝負は5番ないし7番勝負で、棋士にとっては紛れもない檜舞台です。
この番勝負を制した者は、その後1年間、名前+そのタイトル名で呼ばれます。
羽生名人、渡辺竜王、久保棋王、深浦王位といった具合です。
ただし、竜王位か名人位を持っている場合、この2つのタイトルの名は優先されます。
例:羽生名人は現在四冠をあわせ持っていますが、普通は“羽生名人”と呼びます
タイトルを複数保持している場合、防衛戦に関してはそのタイトルで呼びます。
例:羽生名人は現在進行中の王将位の防衛戦では“羽生王将”と呼ばれます
竜王名人以外をあわせ持っている場合は○○三冠、☆☆二冠などと呼びます。
さて、次がようやくプロ棋士の「段位」の話です。
プロは、昇段規定の成績を挙げることで昇段します。
順位戦のクラスとは違い、下がることはありません。
最高段は九段です。昇段規定の内容は様々です。
詳細はここ↓に載っています。
段ごとにハードルの高さは違います。
http://www.shogi.or.jp/kisen/kitei.html
ハードルの高さを除外して整理すると、昇段規定の基準はこうなります。
1)竜王戦での昇級
2)竜王戦ランキング戦の連続昇級・通算優勝回数
3)順位戦での昇級
4)タイトル挑戦
5)全棋士参加棋戦優勝
6)前回の昇段後の規定された勝数
7)タイトル獲得
(竜王戦は決勝トーナメントに至るまでがクラス別のトーナメントなので、
昇級、ランキング戦といった言葉が出てきます。当然降級もあります)
さて、ようやく回答に入ります^^;。
>段とクラスは違うんですよね
全くの別物です。ただ、順位戦での昇級は昇段理由の一つでもあります。
段位は自分の成績如何で上がっていきます(そして下がらない)が、
順位戦の昇級争いでは相手との競争に勝った者が上のクラスに行きます。
そして、そこでの成績次第では降級してしまいます。安住は無いのです。
>Cクラスでも9段の方もいるのですか
往年の力は流石に落ちた、という高段の先生方ですね。
将棋の段位は順位戦の結果主義と対極ですね。
一度規定の成績を遂げればそのまま変わらない訳です。
C1にもC2にもいらっしゃいます。
そのような人について引き際について云々言う向きもありますが、
こればかりは勝負師としての己の判断ですからね。
>○○名人9段ってのもあるんですか
そうは呼ばないです。段位に変わってタイトル名で呼ばれます。
例えば羽生名人を、間違っても羽生九段と呼ぶ人はいないはずです。
>竜王とはなんですか
タイトル戦の一つ「竜王戦」におけるタイトル保持者、優勝者です。
段位に変わる称号として、その後1年名前+称号で呼ばれます。
以上でよろしいでしょうか。
ご参考になりましたら幸いです^^。
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クラスというのは、順位戦の話ですか?
順位戦では、段位と関係なく昇降級しますので、C級2組で九段という棋士ももちろんいます。
段位は下がりません。
あと、タイトルを獲得した場合は、段位よりタイトルの肩書が優先されます。九段の棋士が竜王を獲得したら、○○竜王と呼びます。ただし、その人は九段でもあります。
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プロは九段、アマは七段じゃなかったかな。
名人や竜王はタイトル(他に棋聖・棋王・王位・王座・王将)で所持者は段位では呼ばれません。段とクラスは違います。
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プロの段は九段まであります。
段は実績を積んでいけば着々と上がっていきますが
歳を取って棋力が下がっても段は下がらないので
必ずしも棋力とは比例しません。
プロのランクはその名人~Cランクってので考えて大体良いと思います。
-追記-
これ見ればわかります。そのCランクってのは名人戦です。
http://www.shogi.or.jp/kisen/index.html
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九段です。
Cランクとかいうのは名人戦の順位戦のことかな?A級がトップクラスの10人で、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組まであります。B級1組~C級2組の場合上位2(3)名が、一つ上のクラスに昇級できます。そしてA級で1位の成績をとった人が、名人への挑戦権を手にできる・・という仕組みです。
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アマは6段、プロは9段。
>段とクラスは違うんですよね?
段は一度上がると、いくら負けても下がりません。
つまり実力とは関係有りません。
クラスは勝つと上がり、負けると下がります。
実力が分かります。
>Cクラスでも9段の方もいるのですか?
もちろんいます、昔の強豪。
>○○名人9段ってのもあるんですか?
普通は名人としか呼びません、というか名人になったら9段です。
>○○竜王8段とか?
いますね。
>竜王とはなんですか?<
タイトルの名前です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035465580
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