今日の読売新聞の将棋欄に
山崎七段が対局用のメガネとかけかえた
と掲載されてました。
ふと思いましたが、何が違うのでしょうか?
メガネかけた事がないので分からないが、対局用のメガネと普段のメガネ、何が違うのでしょうか?
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風貌を拝見するに、山崎七段は中程度の近視だと思います。こういう人は、裸眼で黒板の字などは読めない、将棋の盤面はやや見えにくい、本や新聞はよく見える、という状態ですので運転やスポーツや映画を見るなどのために遠方視力1.0以上になるような眼鏡を作ります。もちろんこの眼鏡をかけたままで盤面も本も良く見えるのですが、本来矯正の必要ない距離においても矯正していることになり、水晶体や毛様筋に非常な緊張を強いることになります。つまり「過矯正」の状態になり、俗に言うと「疲れる」のです。対局は長時間続くし、将棋盤以外のものは見ないので、目と盤面との距離に最も適した弱い度のレンズに交換しているのだと思います。例えば遠用-4度でしたらその半分の-2度にするとかです。こうすることにより対局の疲れを緩和しています。ついでながら三浦九段や丸山九段は眼鏡をかけたり外したりすることによって疲れを防いでいるようです。先崎八段や屋敷九段は近視矯正手術で遠方視力は向上しましたが、もう40歳前後ですからあと10年もすれば老眼鏡のお世話になるでしょう。若い頃オートフォーカスだった目のレンズも加齢とともに距離調節のできない「写ルンです」状態になっちゃうんです。私の友人は運転用、対局用、TV用、読書用など、7つの眼鏡を使い分けています。かくいう私は連続対局すると盤面がぼやけてくるので、ネットは2局まで、と決めています。
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スポーツ選手にとってのユニフォームみたいなものじゃないですか?スイッチを戦闘モードに切り替えるという感じで。プライベート用メガネと対局用メガネで使い分けているのだと思います。
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