将棋イベントで、催し物の合間に棋士にサインをもらうのはOK?
近々、子供向けの将棋大会に将棋のプロ棋士(某男性棋士・7段)の方がお見えになるのですが、残念ながらサイン会等の時間が設けられていません。
催し物の合間にでもサインが頂けたら・・・・と思って色紙を用意したのですが、羽生名人など一部のトップ棋士のサイン色紙って将棋連盟では売り物なんですよね。
今回お見えになる棋士の方のサイン色紙は連盟では商品化されていないようですが、タダで「サインお願いします~!」というのは失礼な行為でしょうか。
それとも、全然OKでしょうか。
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ちゃんと色紙と書くもの(筆か筆ペンがいいかな)を用意してお願いすれば問題ないと思います。
それも普及活動の一つですから。
無地の扇子とかいかにも書きにくそうなものをいきなり持ってこられたら引かれると思いますけどね。
ただ、これは棋士によっても考え方が違うかもしれません。引退された大内九段はかつて「我々芸能人じゃないんだから、道端でサインを求められても色紙にマジックで安易に応じるのはよくない。きちんと用意された場で筆と墨で書かなければいけない。サインではなく揮毫(きごう)です。棋道、みちに居るものとしての当然の務めです」とおっしゃっていました。
確かに一理ある考え方なので、こうした師匠に薫陶を受けた弟子の方だったりしたら、受けていただけないかも知れませんね。
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一般論ですが、その「子供大会」の主催者に了解をもらえば大丈夫です。
主催者も、わざわざサイン会を催すほどではない、と考えているのでしょう。
某七段とありますが、現役の七段45名のうちで、サインが売り物になりそうなのは、広瀬章人七段(王位)くらいです。
タダで、という点で気がひけるようでしたら、某棋士が本を出していた場合ですが、著書にもサインをお願いしてみてはいかがでしょうか。
逆に、某棋士のほうが、「サイン求められちゃたよう。俺って人気あるんだー」と喜ぶかもしれません。
サインをいただくときには、
「○○先生、サインをいただけますでしょうか」
くらいに、ていねいに、下手(したて)にでて、持ち上げて、気分よくさせてあげましょう。
七段の先生ならば、大内先生の門下生ではないですね。門下生ではなくとも、薫陶を受けている場合もありますが。
追記。
参考までに。
故大山康晴15世名人の直筆色紙は、現在では5万円~15万円くらいで流通しているようです。
亡くなる前に、入院中の病院のベッドの上で、最後の力を振り絞って「200枚」ほど書き上げたそうです。
自分が死んだあとの、日本将棋連盟の収入になるようにと。
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