将棋の藤井猛九段は、以前よりは弱くなったのでしょうか。
竜王3連覇の頃の強さは影を潜めたように思われます。
かつて無敵を誇った「塚田スペシャル」が攻略されたように、「藤井システム」はもはや通用しないのでしょうか。
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後手番の藤井システムはもう通用しないようです。藤井九段は四間飛車には見切りをつけ、向かい飛車と矢倉早囲いに活路を見出そうとしているとか。弱くなったわけではないでしょうが、藤井システム対策が進むと同時に振り飛車対策がより進化して、タイトルまで届かないという状態だと思います。ところで、塚田スペシャルが無敵を誇った時期なんてありましたか。あったとしてもごく短い期間ですよね。
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タイトル戦では以前ほどの活躍はありませんが、
A級にずっとみえるのですから弱くなったとは思いません。
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確かに藤井さんと言えば、いまだに竜王戦のイメージがありますね。最近はタイトル戦に登場していないので、その頃と比べると少々物足りないとは思います。しかし、順位戦でもA級残留を決めるなど、まだまだ一流棋士の一角をなしています。
藤井さんが弱くなったというより、トップ棋士の層が厚くなったということでしょう。
藤井システムは、今でも採用している棋士もいますし、塚田スペシャルのように対策の決定版が出たわけではありません。
しかし、藤井さん本人は「悪くなるわけではないが、藤井システムは穴熊に組むのは絶対許さない、という趣旨の戦法だったのに、居飛車が無難に穴熊に組む順が確立されたので、自分はやる気がしなくなった」ということを言っています。
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竜王3連覇程の勢いはなくなってしまったかもしれませんが、実力は以前と変わらないと思います。
藤井システムを封印し、矢倉など新しい分野を開拓しています。なかなか他の棋士では出来ない発想です。
別の回答者様も言われていますが、実力は変わっていないものの、他の棋士の対等もあり、タイトルに届かないのだと思います。
藤井システムにつきましては、
・玉囲いの不安定さ(居玉または48・62玉での戦い)
・居飛車側の攻め・受けの駆け引き(結果、居飛車側に穴熊にされてしまう)
・居飛車側の急戦(55角)
などの要因があり、プロではなかなか勝ち難い戦法になってしまったことは事実です。
ところで「塚田スペシャル」ですが、数年間猛威を奮い、使い手の塚田九段はA級昇級および王座位獲得など、大活躍されました。谷川九段の自陣飛車対策が決定版となってしまい、現在では全く見ることが出来なくなりました。
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竜王3連覇の原動力が藤井システムにあったことは間違いないですね。
穴熊封じとして猛威を振るった戦法ですが、その後研究が進んで穴熊に組む方法も発見され、「急戦でひとつぶし」というわけにはいかなくなり、玉の薄さから来る反動のほうが厳しい、ということになって下火になりました。
藤井九段自身が「藤井システムはファームで調整中」と言って封印していますね。
それでも藤井九段は今季もA級残留を決めましたし、「弱くなった」とは言い過ぎかもしれませんが、久しくタイトル戦には顔を出していませんからファンには物足りないかも知れませんね。
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